クレンジングミルクの基本の使い方は、乾いた顔にミルクをのせて指の腹で優しく円を描き、ぬるま湯で洗い流し、水分を整えてから保湿するという流れです。フォームを追加するかどうかは、その日塗った日焼け止めやメイクの強さ、使っているミルクが洗い流すタイプか拭き取るタイプか、洗い流した後にぬめりが残るかで判断します。日焼け止めと軽いベースメイクだけの日は洗い流すタイプのミルクでしっかり流せばフォームを省いてよく、ウォータープルーフやしっかりメイクの日は1剤目を変えて2回目の洗顔を加えるほうが向いています。
私たちBTTRは、この質問に答えるとき洗顔の回数よりも「顔に何が残っているか」をまず見ます。PubMedに掲載された、日焼け止めの洗浄方法を比較した研究では、参加者20名が日焼け止めを塗った後、水・一般的なクレンザー・クレンジングオイルのそれぞれで洗い、VISIAによる撮影で残留率を比較しています。ウォータープルーフではない日焼け止めの場合、水だけで洗ったときの残留率は54.0%、クレンザーでは15.6%、クレンジングオイルでは13.4%でした。ウォータープルーフの日焼け止めではこの差が広がり、クレンザーで36.8%、クレンジングオイルで5.8%という結果になっています。
同じ研究では、洗顔後に乾燥を感じたと答えた人がクレンザー群で8名、オイル群で1名いました。参加者数は少なく、クレンジングミルクそのものを試した研究ではありません。それでも日焼け止めの種類によって必要な洗顔ステップが変わるという点は、ミルクを使う人にも参考になります。
クレンジングミルクの基本5ステップ
- 手を洗い、乾いた顔にのせます。 使用方法に「乾いた顔に使う」と記載がある製品は、水気のない状態で日焼け止めやメイクの上に直接のせます。
- 指の腹で優しく円を描きます。 米国皮膚科学会(AAD)は、洗顔料を指の腹で塗るよう案内しており、タオルやスポンジなど指以外の道具でこすり洗いする動作は肌を刺激する可能性があると説明しています。生え際・小鼻・あご周りなど日焼け止めが残りやすい部分は、少し時間をかけます。
- ぬるま湯で洗い流します。 同じAADの案内では、ぬるま湯で洗い流す方法が推奨されています。拭き取るタイプの製品は、表示された方法で取り除きます。
- 柔らかいタオルで軽く押さえて水分を整えます。
- 保湿します。 AADは、肌が乾燥している、またはかゆみがあるときは洗顔後に保湿剤を塗るよう案内しています。
洗顔フォームが必要な日は、3と4の間に入れます。ミルクを洗い流した後、濡れた顔に低刺激のフォームをもう一度使い、再びぬるま湯で洗い流してから水分を整える順番です。
洗い流すタイプか、拭き取るタイプかをまず確認する
クレンジングミルクは製品によって落とし方が異なります。水で洗い流すよう作られているものと、コットンやティッシュで拭き取るよう案内されているものがあります。
拭き取るタイプはコットンが顔の上を何度も往復するため、摩擦が増えます。肌が敏感な時期には、この摩擦自体が負担になることがあります。拭き取った後に顔に薄い膜のような感触があるなら、ぬるま湯で洗い流すか、低刺激の洗顔料でもう一度仕上げるほうがよいでしょう。
洗い流すタイプのミルクを十分に洗い流し、ぬめりが残っていなければ、その日はそれ一回で終えてかまいません。結局、判断の出発点は今使っているミルクの使用方法表示です。
状況別に見る、フォーム追加の判断表
| その日の状況 | フォームの追加 | 判断の根拠 |
|---|---|---|
| ウォータープルーフではない日焼け止め、軽いクッション・BBクリーム | 省略できることが多い | 洗い流すタイプのミルクで十分に洗い流し、ぬめりがなければ一回で完了 |
| ウォータープルーフの日焼け止め | 1剤目をオイル・バームタイプに変え、その後洗顔 | 日焼け止めの洗浄研究では、一般的なクレンザーのウォータープルーフ日焼け止め残留率が36.8% |
| ウォータープルーフのマスカラ・アイライナー、しっかりメイク | 専用リムーバーかバームタイプを使った後に洗顔 | ミルク一つで落とそうとすると、目元を長くこすりやすい |
| 洗い流した後、生え際やあご周りがぬめる | 低刺激フォームを追加 | 残った洗顔料と日焼け止めを整える |
| 汗を多くかいた日、皮脂が多い日 | 低刺激フォームの追加を検討 | AADの脂性肌に関する案内は低刺激の泡タイプ洗顔料の使用を勧めている |
| 洗顔後のつっぱりやヒリつきが多い | 2回目の洗顔を減らす | 洗顔ステップと摩擦が増えるほど負担が大きくなる可能性がある |
脂性肌の場合も、低刺激の洗顔料を選ぶことが基本になります。AADは、洗顔料が強すぎると肌を刺激し、皮脂分泌がむしろ増える可能性があると説明しています。
洗い流した直後、指の腹で生え際・小鼻・あご周りに軽く触れてみます。ぬめった膜を感じたらフォームを追加し、反対に数分後に顔がつっぱるようなら、次回はステップを減らして調整します。
2回目の洗顔料を選ぶときの基準
2回目のステップが必要なら、洗浄成分の優しさとpHを一緒に見ます。Ananthapadmanabhan K.P., Moore D.J., Subramanyan K.がまとめたレビューCleansing without compromise(2004)は、肌タンパク質と強く相互作用する界面活性剤が刺激を起こす傾向があると説明しています。同じレビューでは、界面活性剤がなくてもpH10の溶液が角質層の膨潤を増やし、脂質の状態を変える可能性があったとし、肌の正常なpH5.5に近い中性・弱酸性の洗顔料の方が肌への負担が少ない可能性があると述べています。
pHの数値だけで優しさを判断するのは難しい面もあります。肌の洗浄とpHの関係を扱った研究では、陰イオン界面活性剤だけ、または主に陰イオン界面活性剤で作られた洗浄システムが、肌のpH条件下で中性条件よりも乾燥や刺激を強く起こす場合がありました。弱酸性という表示だけでなく、洗浄成分の構成まで確認する理由がここにあります。
AADも、アルコールを含まず刺激の少ない洗顔料を勧めています。1剤目でほとんどの汚れを落とせているなら、2剤目は残った汚れを軽く整える役割で十分です。
1本で2つの役割をつなぐミルクトゥフォーム
私たちのハイドラバリアクレンジングミルクトゥフォームは、上記の1剤目の洗顔と2剤目のフォーム洗顔を1本の製品でつなぐことを考えて作ったクレンザーです。夜は乾いた顔にのせて円を描き、日焼け止めとメイクを浮かせ、水を含ませるとフォームに変化して残留物を洗い流します。弱酸性の範囲、アミノ酸系の洗浄成分、保湿・バリア成分によって、洗顔後の仕上がりを考えています。
公式製品ページには、メイク洗浄96.17%、日焼け止め洗浄95.04%、毛穴の汚れ洗浄99%という試験結果が記載されています。定められた試験条件で得られた数値であり、実際の結果は肌の状態や併用する製品によって変わることがあります。
推奨される使用範囲は、日焼け止めと軽いクッション・BBクリームなどのナチュラルメイクです。合わない場合もはっきりあります。
- ウォータープルーフのマスカラ・アイライナー、しっかりメイクをした日はバームタイプや専用リムーバーを先に使うほうが向いています。同じシリーズのソフトメルトアウェイクレンジングバームトゥミルク(110ml、29,400ウォン)がこうした日の選択肢で、2つの製法の違いはクレンジングバームとクレンジングミルクの比較記事にまとめています。
- 豊かな泡立ちや強いキュッとした洗い上がりを好む場合、使用感が期待と異なることがあります。
- 目元が刺激を受けやすいなら、目元は専用リムーバーで別に落とすほうが安心です。
- 特定の成分に反応した経験があるなら、購入前に全成分を確認してください。
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FAQ
朝の洗顔も同じ順番にするべきですか?
朝は落とすべき日焼け止めやメイクがないため、1剤目のミルクのステップは必要ありません。AADは、朝と夜の1日2回、そして多く汗をかいた後に洗顔するよう案内しています。ミルクトゥフォームを朝使うときは、濡れた手で泡立ててそのまま洗顔すれば十分です。
フォームの代わりにクレンジングミルクをもう一度使ってもいいですか?
洗い流すタイプのミルクなら、もう一度円を描いて洗い流す方法も使えます。この場合も基準は同じです。洗い流した後にぬめりが消えたか、数分後につっぱらないかを見て、次の洗顔のステップ数を決めます。
洗顔後にコットンで拭き取るタイプの化粧水を使えば、残った日焼け止めまで整えられますか?
拭き取りを洗顔の代わりに使うと、コットンの摩擦が増えます。AADはこすり洗う動作が肌を刺激すると説明しています。残留感があるなら、コットンで何度も拭くよりぬるま湯での洗い流しや低刺激の洗顔料に戻るほうがよいでしょう。
肌が敏感な時期は、洗顔をどう調整すればいいですか?
洗顔の回数は1日2回と汗をかいた後に限り、こすっている時間を減らします。不快感が続くなら、AADの案内の通り皮膚科専門医に相談して原因を確認するのがよいでしょう。