おでこの白いポツポツ、原因はクレンザーか見極める方法

おでこの白いポツポツ、原因はクレンザーか見極める方法

おでこに繰り返しできる白いポツポツはクレンザーが原因のこともありますが、ヘアケア剤や帽子の摩擦、マラセチア毛包炎のように洗顔と関係のない原因も同じ場所にできます。洗顔に関係する原因は、拭き残り、洗いすぎ、こすり洗いの3つに絞られます。形と場所を先に確認し、洗顔習慣、クレンザーの順に一つずつ見直すと、原因を早く切り分けられます。

私たちBTTRはクレンザーを作るブランドなので、「クレンザーを変えればおでこのポツポツはなくなりますか」という質問をよく受けます。正直に答えると、クレンザーは複数の容疑者のひとつにすぎません。おでこは髪、ヘアケア剤、帽子、汗がすべて触れる部位なので、洗顔料だけを変えても変化しないケースが少なくありません。

おでこのポツポツとはどんな状態か

肌色または白色の小さな盛り上がりで、多くは毛穴の入り口がふさがってできる閉鎖面ぽう(ホワイトヘッド)です。化粧品によるニキビは1972年にKligmanとMillsが初めて報告したもので、小さな閉鎖面ぽうが低い強度で長く続く傾向があるとJournal of Drugs in Dermatology誌の論文はまとめています。同じ論文は、肌に塗る製品以外にヘアケア剤も見落とされがちな原因だと指摘しています。

毛穴をふさぐ物質が顔に塗った製品から来たのか、髪から垂れてきたのかによって、変えるべきものが変わります。

洗顔に関係する原因は3つ

1. 洗い残し

日焼け止め、クッションファンデ、皮脂が十分に落ちないまま眠ってしまうケースです。米国皮膚科学会(AAD)は、ノンコメドジェニック(毛穴をふさがない)と表示されたメイクでも落とさずに眠るとニキビの原因になり得るとAADのニキビ悪化習慣ガイドで説明しています。おでこは日焼け止めをしっかり塗る一方で、生え際付近を雑にすすぎがちな部位なので、洗い残しが起きやすくなります。

2. 洗いすぎ・こすりすぎ

洗い残しが心配で1日に何度も洗うと、逆方向の問題が起きます。AADは、ニキビができやすい肌は刺激を受けやすく、1日2回を超えて洗うと肌を刺激してニキビが悪化する場合があるとAADのニキビケアガイドで述べています。推奨は朝と夜の2回、それに汗をかいた後です。

3. こすり洗いの習慣と道具

AADは、スクラブのようにこすって洗うことが肌を刺激しニキビを悪化させ得るとし、指先で優しく洗顔料を広げてぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルで押さえるように拭くよう勧めています。AADのニキビ悪化習慣ガイドは、洗顔用タオルやスポンジなどの道具でこすることも肌を刺激し得るとし、収れん化粧水やトナー、角質ケア製品は肌を乾燥させてニキビを目立たせる場合があると説明しています。

洗顔と関係のない原因

ヘアケア剤と頭皮の皮脂

おでこのポツポツが前髪のラインや生え際に沿って並んでいるなら、まずこちらを疑うべきです。AADによると、ヘアケア剤が原因の場合、ホワイトヘッドや肌色の小さな盛り上がりが生え際、おでこ、うなじにできやすいとされます。シャンプー、コンディショナー、ジェル、ワックス、スプレーまで油分を含むことが多いと付け加えています(AADのヘアケア製品ガイド)。またAADは、髪自体の皮脂もおでこのニキビの原因になり得るとし、脂性の髪ならシャンプーの頻度を上げ、髪が顔に触れないようにするよう勧めています(AADのニキビケアのコツ)。

シャンプーやコンディショナーはすすぐときにおでこへ流れ落ちます。シャワーでは髪を先に洗い、洗顔は最後にする順番に変えてみるのも現実的な方法です。

帽子、ヘアバンド、ヘルメットの摩擦

熱と圧力、摩擦が繰り返されるとその場所にニキビができることがあり、これを機械性ニキビ(アクネ・メカニカ)と呼びます。AADは自転車用ヘルメットや乗馬用ヘルメットなどを原因になり得る器具の例として挙げ、器具と肌の間に清潔で柔らかいパッドを当てるよう勧めています(AADのスポーツ用具とニキビ)。帽子やヘルメットを着けたままかいた汗も肌を刺激するため、汗をかいた後はできるだけ早く洗い流すのが望ましいとされます(AADの洗顔基本ガイド)。

かゆみを伴うなら:マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎は、肌にもともと存在する酵母菌が毛包で過剰に増殖して起こります。DermNetによると、小さく大きさがそろった、かゆみを伴う丘疹や膿疱が主に背中や胸にできますが、おでこや生え際にも現れることがあります。面ぽうが見られない点が通常のニキビと区別する手がかりです。PMCに掲載されたレビュー論文は、この疾患が1〜2mm程度の均一な大きさの盛り上がりとして現れニキビと混同されやすく、診断は皮膚科での検査で確認すると説明しています。

この場合、クレンザーをいくら変えても解決は難しくなります。かゆみがはっきりしているなら、自己判断より受診の方が早道です。

手で触れる習慣

AADは、1日のうちに顔を頻繁に触ることもニキビを悪化させ得るとしています(AADのニキビケアのコツ)。頬杖をついたり前髪を手でかき上げたりする癖があれば、あわせてチェックしてみてください。

原因別の手がかり早見表

原因 洗顔との関連 こんな手がかりがあれば まず試すこと
日焼け止め・ベースの拭き残り 関連あり 夜の洗顔を短く済ませる日が多い 夜の洗顔時間とすすぎ範囲を増やす
洗いすぎ 関連あり 1日3回以上洗顔、洗顔後の突っ張り 朝晩2回に減らす
こすり洗い・道具 関連あり ブラシ、スクラブ、硬めのタオルを使用 指先で洗い、押さえるように拭く
ヘアケア剤・頭皮の皮脂 関連なし 生え際・前髪のラインに集中 ヘアケア剤の中止、髪を先に洗う
帽子・ヘルメットの摩擦 関連なし バンドが当たるラインに沿ってできる 着用時間を減らす、パッドを当てる、汗をかいたら早めに洗う
マラセチア毛包炎 関連なし かゆみがあり大きさが均一、面ぽうが見えない 皮膚科を受診

確認はこの順番で

一度に複数のことを変えると、何が効いたのか分からなくなります。AADも、ニキビケア製品を頻繁に変えすぎると肌が刺激を受けかえってトラブルが起きる場合があるとしています(AADのニキビケアのコツ)。私たちは次の順番を勧めています。

  1. 形を見る。 かゆみがあり、大きさがそろっていて面ぽうが見えないなら、マラセチア毛包炎の可能性があるため先に受診します。
  2. 場所を見る。 生え際や帽子のバンドのラインに沿ってできているなら、ヘアケア剤と摩擦を先に整理します。
  3. 洗顔習慣を見直す。 回数は1日2回と汗をかいた後、方法は指先で軽く。おでこの端や生え際まで十分にすすぎます。
  4. クレンザーを変える。 前の3段階を経ても変わらないなら、その時にクレンザーを一つだけ変えます。
  5. 待って記録する。 AADによると、原因となっていたヘアケア剤をやめてからニキビが落ち着くまで4〜6週間かかることがあります(AADのヘアケア製品ガイド)。一つ変えたら数週間は様子を見てから次の段階に進んでください。

ポツポツが赤く腫れる、広範囲に広がる、数ヶ月経っても変わらないという場合は、自己チェックをやめて皮膚科専門医に相談することをおすすめします。

クレンザーを変えるなら何を見るか

クレンザーが原因に絞られたなら、同時に2つの方向を見る必要があります。日焼け止めとベースが残らないだけの洗浄力、そして何度も洗ったりこすったりしなくて済む使用感です。AADが勧める基準は、刺激が少なくこすらないクレンザー、そして毛穴をふさがないと表示された製品です(AADのニキビケアガイド)。敏感肌向けの低刺激クレンザーの選び方は敏感肌のための低刺激クレンザーを選ぶ3つの基準にまとめています。

私たちBTTRのハイドラバリア クレンジング ミルクトゥフォームは、日焼け止めと軽いクッション・BBまでのナチュラルメイクを基準に作った製品です。夜は乾いた肌にミルク状のままなじませて日焼け止めとメイクを落とし、水を加えるとフォームに変わって残った汚れを洗い流します。1本の中で1次洗顔とフォーム洗顔がつながるため、日焼け止めだけの日に2回洗う手間を減らす方向の設計です。弱酸性の範囲とアミノ酸系洗浄成分で構成しています。

合わないケースもはっきりあります。ウォータープルーフのマスカラや濃いポイントメイクにはバームタイプのクレンザーや専用リムーバーを併用する方が向いていますし、たっぷりの泡やさっぱりした洗い上がりを好む場合は使用感が期待と異なることがあります。特定の成分に反応した経験があるなら、先に全成分を確認してください。そしてこの製品は、ヘアケア剤や帽子の摩擦、マラセチア毛包炎によるポツポツを解決するものではありません。

一つずつ変えて様子を見たい方は、本品の前に25gのミニサイズで使用感を確かめることもできます。

FAQ

ポツポツはおでこだけにできて、頬やあごは問題ありません。クレンザーが原因である可能性は低いですか?

顔全体に同じクレンザーを使っているのにおでこだけに集中しているなら、おでこにだけ触れる要因を先に疑うのが合理的です。前髪、ヘアケア剤、帽子のバンドが代表的です。ただしおでこだけ雑にすすぐ癖があれば、洗い残しもおでこに集中し得るため、両方を確認する必要があります。

前髪を切ったり上げたりすると効果がありますか?

AADは、脂性の髪ならシャンプーの頻度を上げ、髪が顔に触れないようにするよう勧めています(AADのニキビケアのコツ)。前髪を数週間ピンで上げて留めておき、変化を観察するのは費用のかからない確認方法です。

運動後はどう洗うのがよいですか?

AADは、汗、特に帽子やヘルメットを着けた状態でかいた汗が肌を刺激するため、できるだけ早く洗い流すよう勧めています(AADの洗顔基本ガイド)。運動中の汗はタオルでこすらず、軽く押さえるように拭き取るのがよいとされています(AADのニキビ悪化習慣ガイド)。

マラセチア毛包炎かどうか自宅で確認できますか?

かゆみ、大きさの均一さ、面ぽうが見えない点は、あくまで参考にできる手がかりです。DermNetとPMCのレビュー論文はいずれも、診断は臨床診察と検査によって行われると説明しているため、疑わしい場合は皮膚科で確認を受けてください。